事故物件について

事故物件がマンションの場合の資産価値はどれくらい下がる?

事故物件とは
2018年03月08日
不動産投資をしておりマンションやアパートを持っている場合、
その価値を下げないようにすることが重要になります。
そのために投資家は、
必要なお金をかけてリフォームやリノベーションをすることで、
入居者を集めるようにしているのが現状です。


ところが、投資家の予期せぬ出来事がおこることもあり得ます。
その一つが事故物件になることです。

事故物件とは、
そのマンションの部屋の中で殺人事件が起きて人が亡くなったり、
自殺をして人がなくなるような物件です。
事故物件になると投資家の意図とは裏腹に、
部屋の価値は一気に下がってしまいます。

少なくとも日本人は霊の存在を信じている人が多いため、その物件で夜眠っていると、
金縛りにあったり幽霊を見るようなことがあると考えている人も多いでしょう。

また、単に人が亡くなった部屋に住むのは不気味であることや縁起が悪いことにより、
あえて選択しません。


そのような理由から事故物件の場合には
通常の物件に比べると資産価値が下がるのが相場です。
つまり、需要がない以上は価値を下げるしか方法がありません。

実際にどれぐらいの価値が下がるかはその物件によっても異なりますが、
5割から6割程度は価値が下がると考えておけば間違いないでしょう。
つまり、ほかの部屋は家賃が5万円なのに対して、
その部屋だけは2万5千円程度になってしまいます。


もちろん少しずつ値段を下げて様子を見るべきです。
不動産会社の方でも事故が発生した直後に入居する人に対しては報告義務があります。
この義務を怠ってはいけません。
そのため、初めて入居する人は、
その物件が事故の物件であることを理解しているはずです。

値段を少しずつ下げていくと、入居したいと希望する人が出てきます。
おおよそその位の値段がほかの部屋の半分ぐらいの値段になるわけです。


また物件の報告義務は、二人目に貸す場合は特にありません。
つまり、ひとりでもそこに住んでしまった場合には、
そのあとに住む人は事故物件であることを知らされないのが普通です。