事故物件について

硫化水素ガスの事故物件!避難勧告?

事故物件とは
2020年08月01日

硫化水素ガスの事故物件!避難勧告?

2008年頃に全国各地で硫化水素ガスによる
自殺者が多数発生し、自殺者数は2007年には
29人だったのが、2008年には 1,056 人と
急激に増加し、硫化水素自殺発生マップが
ネット上に出現しました。









また、硫化水素ガスによる
自殺の場合は硫化水素ガスを発見した人や
第三者の近隣住人が吸入し中毒死してしまう
事件・事故が相次ぎました。
硫化水素ガスを吸ってしまうと、
喉や鼻に激しい痛みを起こし、
高濃度の場合は一度吸い込むだけで
死亡する可能性があります。
硫化水素ガスで自殺をした多くの方は
「硫化水素発生中」「危険」「近づくな」等の
貼り紙をし、他人に被害が及ばないようにしたそうです。
そのため、硫化水素自殺の通報や救出時に
防護服に身を包んだ消防隊が多数出動し、
近隣住民に避難勧告がでる場合もあります。
周辺住民は硫化水素ガスによる自殺者が出たと
直ぐに認識できてしまうのです。









何故、2008年に硫化水素ガスの自殺が多数相次いだのでしょう。
理由は、インターネット上に「苦しまずに死ねる」と
キャッチコピーで入浴剤に酸性トイレ洗剤を
混ぜると発生する具体的な方法が紹介され、
いくつもの石灰硫黄合剤入浴剤の販売が停止され、
関連会社が倒産する事態にもなりました。
ただ、リーマン・ショックの経済的要因で
自殺者が増加したことも一理あるようです。
近年では件数自体は減っているものの、
SNS上で誹謗中傷され自死された
女子プロレスラーの方も硫化水素ガスによるものと報道されておりました。