事故物件について

身の回りに潜むアスベストの恐怖

事故物件とは
2021年02月15日

不動産を売却するにあたって、いくつかチェックするポイントがあります。

境界線、土壌汚染、アスベスト、PCB、擁壁調査など様々な項目がありますが、

今回はアスベストについてお話ししていきたいと思います。

「エフロ発生のモルタル壁」の写真

アスベストとは

保温断熱や防火耐火などに優れており、

建物を建てる際に天井や、建設時に使用する保温材などにも使用されていまいした。

現在、アスベストの使用は禁止されていますが、

2006年8月以前に建てられた建物にはアスベストが残っている場合も多くあり

身体に害を及ぼす恐れがあります。

 

アスベストによる健康被害

石綿肺、中皮腫、肺がん、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚

これらが現在、関連疾患として見つかっている病気です。

発症するまで、10年~50年と長い歳月がかかります。

その為、知らず知らずのうちにアスベストを吸い込み、

突然発症してもおかしくはないのです。

 

アスベストを使用している建物は事故物件にもなりうる

売買を行う際に、アスベストは規制対象となる場合があり、

アスベストが使用されていることが判明すれば、

飼い主は売主へ損害賠償請求を行うことができます。

規制対象にならなくても、建物を取引する際に、

予期していていない処分費用等がかかる場合には、

同様に、買主から売主へ損害賠償請求を行うことができます。

 

アスベストを使用した建物を売るには

①アスベストを撤去する

この方法が一番トラブルが起こりにくく、買主も安心して取引できる内容でしょう。

撤去費用は、30坪二階建てで20万円程になります。

 

②建物自体を解体して更地として売る

アスベストを撤去する費用が多くかかる場合や、

アスベストの他にも建物の老朽化や雨漏りなどの問題がある場合には、

建物丸ごと解体し、更地として売却する方法が良いでしょう。

 

まとめ

アスベストは放置しておくと人間の体に害を及ぼすもの。

売却時は、後のトラブルを防ぐためにもしっかりとした対処が必要。

このようなご相談もお待ちしております。

お気軽にお問い合わせくださいませ。