事故物件について

事故物件をご存知でしょうか?

事故物件とは
2017年09月05日
事故物件をご存知でしょうか?

不動産サイト等の物件に関する情報の一つとして、
時折記載されている心理的瑕疵物件や
再建築不可物件等の訳あり物件を指します。

心理的瑕疵物件がそもそも何なのか解りづらいと思いますが、
例えば事故死・火災等の事件があった物件ですとか
いわゆる嫌悪施設と呼ばれてしまう墓地や葬儀場、
ゴミ処理場や産業廃棄物処理場が
周辺に建設されている周辺環境に
問題がある物件など様々な理由で心理的に、
人それぞれですが買い手が嫌悪を感じる
「傷」の事を瑕疵物件としています。

また、再建築不可物件とは文字通り、
建て替えが出来ない物件を指します。
建てた当時では公布されていなかった法律等によって、
現在は再建築する事が出来なくなってしまう事があるのです。

一般的に多い事例としては接道義務という、
幅員4m以上の道路に2m以上接して
いなければならないといった規定があります。

そういった基本条項を満たしていない
土地では建築確認申請が通りません。
そのため、再建築が不可となり、
結果として事故物件扱いされてしまう事もあります。

その他にも様々な理由があって
事故物件扱いされてしまう訳あり物件は沢山存在します。
ですが最も表層として見えるのは
やはり事故死物件が多いと思われます。

自殺や孤独死などの死亡率は年々増えている為、
物件としても増えているのが現状のようです。
基本的に事故物件は、
公表しないといけないという法律はなく
不動産会社や大家さんの裁量によって決められます。
が、後のトラブルを防ぐためにも
殆どは必ずといっていいほど公表されています。

また多くの物件が
相場の二割から三割ほど値段が抑えられて貸し出し、
売り出されていることが多いため、
心理的にそういった瑕疵を
気にしない方としては格安で借りられる、
また買うことが出来る願ってもない物件でしょう。
一言に事故物件と言っても、場所・立地や事件、
などなど様々な事情が存在しているのです。