事故物件について

訳有り物件について

事故物件とは
2017年09月19日

訳有りの物件をよく事故物件と言いますが、
どういった物件が事故物件と呼ばれているかを
詳しく知らないことは多いと思います。

例えば、よく見聞きするのは事故死物件ではないでしょうか。
他殺や自殺、病気・高齢者の方の孤独死など、物件で何らかの要因で人が亡くなる事件が
起こってしまった物件はやはり対外的に決して心象が良いものではないでしょう。

そういった過去に起きた出来事により普通一般の方が敬遠する物件は「心理的瑕疵物件」と呼ばれます。
瑕疵とは本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていない

「不動産価値に傷がついている状態」の事を言い、前述した事故死物件で言えば、
本来の住居と異なり「誰かが亡くなっているという不安」という
心理的な傷を負うことになってしまっています。

他にも心理的瑕疵物件には反社会勢力の物件や縁起の悪さや生理的嫌悪を否めない建物跡地であったり、
放火や失火、傷害などの刑事事件が発生した物件、幽霊が出るといった科学的根拠のない理由で
住人の定着率が著しく低い物件も含まれます。

そのように普通の他物件には存在しない条件状態のため、
上記に挙げた物件は事故物件と呼ばれてしまうわけですね。

そんな訳有り事故物件ですが、法律上告知すべき項目であるとされてはいますが、
遡及期間については明確な定めはないのが現状です。

ですがのちのちトラブルの原因になることが多いことから、
不動産会社から告知されないことはないでしょう。
また訳有り物件の中には再建築不可能物件も存在しています。

法律上、建設をした当時と道幅などの接道面積が異なる物件で、

現在では建て替えをすることが出来なくなってしまっているという物件です。

リノベーションなどで手を加えていく事は可能ですが、
建て替え自体はすることが難しい為、
売却価格が他の物件に比べて割安という利点はあります。
一様にして事故物件は訳がありつつも、
それゆえに売却価格・家賃が安い傾向があるため
人によっては事故物件だからこそ住むという選択肢も生まれることがあるのです。