事故物件について

ワケあり物件である再建築不可物件が火災になったら?

売却方法について
2017年12月25日
住宅が火事になると困ることがほとんどです。
いくら火災保険をかけていたとしても、損害の方が大きくなるため、
火事にならないように気をつけるべきでしょう。

ですが、住宅の中にもさまざまな種類があり、
火災になってしまった方が良いものもあります。

例えばごみ邸なのです。ゴミ屋敷は、火災になると近所の人は迷惑しますが、
建物だけでなく中のごみも一斉に燃えてしまうため、きれいになるといえます。
もちろん自分で燃やしてしまえば犯罪になりますので、
そのようなことをしてはいけません。


逆に火災になっては非常に困る物件もあります。
それは再建築不可物件の物件になります。
再建築不可物件の物件は、
その物件を壊して再び建物を建て替えることができない物件になります。
いわゆるワケあり物件といわれるものです。

このような物件が発生する理由は、
公道から離れているからです。
通常の住宅は公道に2メートル以上接していないといけませんが、
再建築不可物件は2メートル未満しか接しておらず、
様々な問題が発生するため再建築をすることができません。

例えば、火事になった時に道幅が2メートル未満であれば、
消防車が入ることができません。
公道から近いところにあればよいですが、
少し離れたところにある場合には、
ホースが届かない可能性も出てきます。

仮にホースが届いたとしても、
ホースをのばす時間がかかるため、
その分延焼してしまう可能性があるでしょう。

では、再建築不可物件が火事になってしまったどうなるかといえば、
再びそこに建物を建築することができないため空き地になります。

つまり、
そこに住んでいた人は建物を建てることができず住む場所を失うことになるでしょう。
保険金を掛けていたとしても、
古い住宅が多いので保険金があまり下りない可能性が高いです。

最終的にそこは空き地のままにしておくか、
隣近所の人に土地を買ってもらうしかありません。
あるいは、細い道に接する土地を購入し、
道幅を広げて再建築不可物件ではない建物にするしかないでしょう。